遺伝子RNA-Seq解析について
RNA-Seq解析とはRNAのSequence解析の略であり、Sequenceとは順番のことです。
つまりRNAの塩基配列の順番を解析することを指します。
RNAはDNAからの転写で合成され、アデニン、グアニン、シトシン、ウラシルの4種類の塩基で構成されていて、これらがちょうど鎖のように長く繋がった化学構造を持っています。
そして、この塩基3つが一つのユニットとなって1つのアミノ酸に対応しており、対応するアミノ酸が結合してタンパク質が合成されることになっているのです。
例えば、アデニン・ウラシル・グアニンと並んでいれば、対応するアミノ酸はメチオニンと呼ばれるものになります。
この次にもしシトシン・シトシン・シトシンと3つ並んでいたとしますと、これに対応するアミノ酸はプロリンだという具合です。
このように、RNAの塩基配列に応じてアミノ酸が決まっており、それが結合してタンパク質が作られるようになっていますので、RNAの塩基配列を知ることは、それによって作られるタンパク質のアミノ酸配列を知ることにつながります。
生体内でタンパク質の果たす役割は大きいですし、RNAはタンパク質を合成するときにのみ作られ、タンパク質を作った後は速やかに分解されてしまいますので、この解析によって得られる情報は多岐にわたります。
RNA-Seq解析によって、どのタンパク質がどれくらいの分量で発現しているかを知ることもできます。